気楽に生きるすすめ1(努力をしたら結果を求めない。)
こんにちは。愛知県名古屋市天白区の司法書士の横山和史です。
3月も中旬になりました。梅の花も咲いて,これから季節は春を迎えます。
さて,近年,世の中は,勉強でも仕事でも,スポーツでも「成果」「結果」を重視する傾向が強くなりました。
給料や昇進は「結果」次第。勉強も「結果」がでなければ意味がない。
先月のオリンピックでも「メダル」の獲得がすべてのような雰囲気の報道がされていました。
結果が素晴らしかったので大きくマスコミに持ち上げられたあとに不備が見つかって,一気に叩かれてしまった方もいます。
そのような「結果」のみを重視すると次のように考える人達が現れます。
「簡単に結果を得るにはどうしたらよいか?」「法律違反だけどインチキでもして結果を得ようか?」「結果がでなければ努力は意味がない。」「どうせうまくいかないなら努力しないほうがよい。」と。
法律や道徳に違反して結果を得てもインチキが判明すればその後に非難されるか,処罰されるだけです。
努力を一生懸命しても市場の状況などにより,成果がうまく得られない場合もあります。
ですから「結果」は,努力しても悪い場合があれば,努力しなくても良い場合もあります。
「結果」は偶然の産物であり,運の問題もあるので,期待しないほうが良いともいえます。
でも良い結果がその後の人生にとって良いことになるのか,悪い結果がその後の人生にとって悪いことになるのか,必ずしもそうではないといえます。
努力したことは,全く関係ないところで生きてくることもあります。
結果の良し悪しは,本人が自分の都合で勝手に思い込んでいることも多分にあるからです。
ですから,良い結果が出ても,傲慢にならず,悪い結果が出ても落ち込み過ぎる必要はないと思います。
結果はすべて自然に出てきます。良くても悪くても気にしないことです。
私たちは,目の前の仕事や勉強に一生懸命に打ち込むことが最も大切です。