旅行記(滋賀県東近江市)
滋賀県には,江戸時代から明治,大正,昭和にかけて全国的に活躍した近江商人の故郷があります。
その近江商人の故郷のなかで,東近江市にある五個荘を訪ねました。近江鉄道「五個荘駅」を降りると民家と田園風景が目に入ってきます。一般に公開されているかつての近江商人たちのお屋敷を見学してきました。中江亭,藤井亭,外村亭など,立派なお屋敷と大きな日本庭園が印象的でした。それにもかわらず,あまり贅沢さを感じなかったのは,近江商人達が,普段の生活では,「質素倹約」を旨としていたからでしょうか。外村繁亭の学芸員さんは,熱心にお屋敷や五個荘地区の歴史について解説してくださいました。この辺りの街並みはドラマや映画のロケでも撮影されています。最近では役所広司さん主演のドラマで,外村繁亭が撮影に使用されました。外村繁さんは,作家として有名で,梶井基次郎や井伏鱒二などの国語の教科書に出てくるような有名な作家と交流があったそうです。ご本人直筆の原稿が展示されていました。私とは違い読み安いきれいな字で書かれていました。五個荘の町の風景を文章でうまく表現されていました。
一生懸命に働いて質素に暮らし貯蓄に励む。現代の日本人が忘れていた大切なものを想いださせてくれるそんな旅になりました。
観光客はそれほど多くなくとても静かでゆっくりと散策や見学を楽しむことができます。ぜひ,お時間があれば一度,訪問してみてください。お奨めです。